「SNSでリップアートメイクをしている人を見かけたけど、どんなデメリットがあるの?」
「唇のくすみで顔色が悪く見えるのが気になる!」
「リップアートメイクって痛いのかな…」
アートメイクはメイクが苦手な人やメイク時間を短縮したい人におすすめの美容医療で、芸能人やモデル、インフルエンサーにも注目されています。
そのなかでも、リップ(唇)のアートメイクはすっぴん力を上げたい人に人気です。
しかし「痛みはないのかな?」「失敗されたらどうしよう?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、リップアートメイクの施術方法や種類、メリット・デメリット、料金相場、クリニックの選び方などについてわかりやすく紹介していきます。
リップアートメイクとは?
リップアートメイクとは、唇に色素を注入する美容医療のことです。
アートメイクは手彫りとマシン彫り専用器具の先端に細い針を取り付けて、皮膚の表面から0.02~0.03mmほどの浅い位置に色素を入れていきます。
ターンオーバーとともに少しずつ色は抜けていきますが、水にぬらしたりこすったり、クレンジングをしたりしても色は落ちません。
リップアートメイクは、おもに以下のような人に人気があります。
- 唇の血色が悪くてすっぴんで人に会いたくない
- マスクで口紅が落ちるのがストレス
- 唇のくすみが強くてピンク系の口紅が浮いてしまう
- 食事後に口紅を塗り直すのが面倒
- すっぴんに自信を持ちたい
- 唇の形がコンプレックス
すっぴんでも浮かない程度の色を入れてナチュラルに仕上げたり、唇の輪郭や色がはっきり強調されるような色を入れてゴージャスに仕上げたりなど、好みに合わせてデザインを調整することが可能です。
また、オーバーリップ気味に色をのせてぷっくりとした形を作ったり、左右非対称の唇を整えたりもできます。
フルリップとリップラインの2種類がある
リップアートメイクには、おもにフルリップとリップラインの2種類があります。
それぞれの特徴についてくわしく見ていきましょう。
※ただし、施術方法はクリニックによって違う点に注意が必要です。
フルリップ
フルリップとは、唇全体に色を入れる施術方法です。
唇全体を同じ色味にするだけではなく、場所によって色味や濃さを調整して立体感のあるデザインを作り上げることも可能です。
透明のグロスやリップクリームを塗るだけで、まるで口紅を塗っているかのような華やかさがあります。
全体的な血色の悪さが気になる方、口紅を塗る手間を省きたい方におすすめです。
リップライン
リップラインとは、唇の輪郭に色を入れる施術方法です。
輪郭がはっきりするため、口紅を塗ったときに唇が自然に強調され立体感のあるイメージを作れます。
唇の色素がもともと薄い方は、リップラインだけの施術をすることによって輪郭だけが強調されてしまう可能性がある点に注意が必要です。
一方でリップラインは唇の輪郭にしか色を入れないので、ファッションやヘアカラー、気分に合わせてさまざまなセルフメイクを楽しみやすいメリットがあります。
痛みはない?
アートメイクを初めて受ける人にとって、「痛みはあるの?」という点も気になるポイントですよね!
唇は乾燥してすぐに皮がめくれてしまうので、皮膚が薄くて眉毛アートメイクよりも痛いイメージを持っている人もいるかもしれませんね。
アートメイクはどの部位であっても施術前に麻酔をするので、施術中の痛みを最小限に抑えることが可能です。
リップアートメイクでも同じく唇表面に麻酔クリームを塗って、麻酔が効いたことを確認してから施術に入るのが基本的な流れです。
実際に施術を受けた人からは、「痛みを感じなかった」「ほんの少しチクチクしたけど全然痛くなくてリラックスできた」などの声も寄せられています。
しかし、痛みの感じ方には個人差があります。
そのため、多くのアートメイククリニックでは患者の感じ方に合わせて麻酔クリームを追加したり、量を調整したりすることが可能です。
麻酔を塗っても痛みを感じる人、痛みに弱くて緊張してしまう人は、カウンセリングや麻酔を塗る際にスタッフへ相談しておくとよいでしょう。
唇アートメイクのメリット
リップアートメイクを検討中の人は、実際に施術を受けた人たちがどのようなメリットを得られているのかについて知っておきましょう。
リップアートメイクには、おもに以下のようなメリットがあります。
- メイク時間を減らせる
- メイク直しをしなくていい
- 唇のくすみや変色の悩みが解消できる
アートメイクは唇の皮膚に特殊なインクを入れて着色するため、セルフメイクのように簡単には落ちません。
そのためメイク時間を減らせたり、メイクが落ちていないかチェックする必要がなくなったりする良さがあります。せっかく塗った口紅がマスクに付くこともありません。
特に子どもがいてセルフメイクに時間を費やせない人、朝起きるのが苦手でしっかりメイクができない人におすすめです。
また、すっぴんでもアートメイクをしているとはわからない程度のナチュラルな仕上がりにすることも可能なので、唇のくすみや加齢による変色で悩んでいる人にも人気があります。
入れた色が落ちないということは、恋人や友人の家に泊まりにいくときでもすっぴんに自信が持てたり、海やプールでも血色のよい唇をキープできたりするメリットも得られるでしょう。
唇アートメイクのデメリット
アートメイクは水にぬれたりこすったりしても落ちない、常にきれいな色をキープできるなどのメリットがある一方で、いくつか注意しなければならないポイントもあります。
リップアートメイクには、おもに以下のようなデメリットがあります。
- 簡単に消せない
- ダウンタイムがある
- 1回の施術で完成しないので通う必要がある
- 施術時の痛み
デメリット①簡単に消せない
まずアートメイクは簡単に消せないため、デザインを気軽に変えたり、すぐには元に戻せなかったりする点に注意が必要です。
リップの場合、デザインよってはセルフメイクで色を変えにくい可能性があるため、しっかりメイクしている風にするのか、ほんのり血色があるすっぴん風にするのかを決めておきましょう。
またアートメイクは色素の定着具合に個人差があり、ほとんどの人が2回以上の施術で完成するケースが多いようです。
1回完成したらずっと色が残るわけではなく、肌のターンオーバーとともに少しずつ色が抜けていきます。
そのため、2回以上は通うつもりで費用やスケジュールを計画し、1年もしくは2~3年ごとにメンテナンスが必要であることも知っておきましょう。
デメリット②ダウンタイムがある
ダウンタイムとは、アートメイクの施術直後の肌が通常の状態に落ち着くまでの期間です。
アートメイクは針を皮膚に刺して色を入れたり、表面に傷をつけて色が入りやすくしたりする必要があります。
そのため、アートメイクの施術直後から1週間程度は以下のような症状があらわれる可能性があります。
- 見た目…色が濃い、かさぶた、乾燥、赤み、腫れ
- 感覚…かゆみ、痛み、ヒリヒリ
ダウンタイム期間の過ごし方が色の定着を左右するため、どのようなポイントに注意が必要なのかを把握しておきましょう。
施術スタッフの技術力や患者の自然治癒力によってもダウンタイムは変わりますが、施術部位に何かしらの症状が出る可能性があることをふまえてスケジュールを組むとよいでしょう。
また、ダウンタイムは以下の点に注意して過ごさなければなりません。
- 施術部位を保湿する
- なるべく紫外線に当たらない
- 強くこすらない
- ピーリング剤などで肌を刺激しない
- 激しい運動や長時間の入浴で代謝を上げすぎない
過ごし方に気を付けないとせっかく入った色素が定着しづらくなったり、症状が悪化したりするリスクがあるため注意しましょう。
またアートメイクをしてすぐは、色を濃く入れておいて徐々に馴染んでくるのに1週間くらいかかるので、最初の1週間は不自然な色合いに見えることもあります。
デメリット③1回の施術で完成しないので通う必要がある
初めてアートメイクをする人は、最初にアートメイクで色を入れてから数週間後に2度目の色入れをする必要があります。
2回に分けて色入れをすることで、自然かつ長持ちする仕上がりになるからです。
そのため、2回クリニックに行かなければいけません。最近のアートメイクは人気でなかなか予約が取りにくい状況なので、デメリットと言えるでしょう。
また、2~3年程度でアートメイクの色が薄くなってくるので、きれいな状態をキープするには定期的なメンテナンスが必要です。
デメリット④施術時の痛み
唇は刺激に敏感な部位なので痛みを感じやすいのではと心配な人もいるかもしれません。
アートメイクは皮膚に色素を入れる施術なので、どうしても痛みはあります。
ただし、クリニックにはクリームタイプの塗る麻酔があるので、不安になるほどの痛みはあるので安心してください。
リップアートメイクの口コミ
ここからは、当メディアがリップアートメイクをした人から独自に集めた口コミを紹介していきます。
はる5483(30歳・女性)
眉とアイラインはやはり入れてよかったと感じます。メイクの時間が短縮されて楽になりました。入れてから2週間くらいは色も濃く違和感がすごいです。アイラインは入れたてはとてもかゆかったのが辛かったです。リップに関しては痛いです,施術後も痛くて腫れがしばらく続きました。リタッチも入れたのですが定着があまり良くなかったです。
みさんさん(30歳・女性)
まゆげのアートメイクは店によってクオリティがかなり変わるので、何ヶ月もかけて調べて1番良さそうなところを選びました。毎日が楽ちんで本当にやって良かったです。 まゆげよりもリップの方が痛みはありましたが、我慢できる程度です。 朝の準備時間を短くしたいならアートメイクは大変オススメです。 スッピン風ナチュラルメイクのような仕上がりが好きでしたらメディカルブロウはオススメです!
どちらの口コミも、痛みについて言及しています。また、施術後にしばらく腫れるという口コミもあったで、数日は大切な予定は入れないようにしておきましょう。
リップアートメイクの経過
ここでは、リップアートメイクがどれくらいの日数で定着するのか、経過を写真で見ていきましょう。
施術直後はかなり濃い色になっていますが、1週間~1ヶ月で馴染んできます。
2ヶ月経過しても、施術前と比べるとかなり色味が定着しているのがわかりますね。
リップアートメイクは基本的に2回の施術をするので、2回目ではもっと色が定着します。
リップアートメイクの料金相場
「リップアートメイクをしてみたいけど、料金っていくらくらいかかるんだろう…」と気になっている人は多いのではないでしょうか。
アートメイクは色素が定着するまで数回通う必要があったり、定期的なメンテナンスが必要だったりするため、前もって予算の計画を立てておくのがおすすめです。
ここからは、一般的な料金相場をフルリップとリップラインに分けて紹介します。
フルリップの料金相場は、2回の施術でだいたい11〜14万円程度といわれています。
3回目以降に追加施術(リタッチ)をする場合は、1回5~6万円と初回の施術よりも少し安くなるケースが多いようです。
リップラインの料金相場は、2回の施術でだいたい8〜10万円程度といわれています。
リップラインは施術する範囲が狭いため、フルリップに比べて安い価格設定になっていることが多いようです。
アートメイクの料金やメニュー内容はクリニックによって異なります。
施術者のランクによって料金が変わるクリニックもあるため、候補のクリニックをいくつかピックアップして料金を比較してみてください。
料金が安すぎると実績の浅いスタッフが施術したり、アフターケアが充実していなかったりする可能性があるため注意が必要です。
逆に相場より高すぎても継続的に通いづらいため、料金の通いやすさプラス口コミ、実績から信頼できるかどうかを判断するのがおすすめです。
アートメイククリニックの選び方
アートメイクはクリニックによってメニュー内容や施術者のスキル、デザインなどが異なるため、しっかりとリサーチして選ぶことが大切です。
名前も聞いたことあるし大丈夫そう!とリサーチせず安易に決めてしまうと、「こんなはずじゃなかったのに…」と後悔することになりかねません。
確かに有名なクリニックは多くの利用者がいて安心ですが、自分にとって最適なクリニックかどうかはわかりません。
一般的に通いやすいクリニックであると同時に、自分が優先したいポイントをクリアしているかどうかも重要視するとよいでしょう。
ここからは、信頼できるアートメイククリニックを選ぶポイントを3つ紹介していきます。
- 通いやすさで選ぶ
- デザインで選ぶ
- 実績や保証で選ぶ
どこのクリニックに通うか悩んでいる人、どのような基準でクリニックを決めたらいいかわからない人はぜひ参考にしてみてください。
通いやすさで選ぶ
アートメイククリニックを選ぶうえで重要なポイント1つ目は、通いやすさです。
アートメイクは1回の施術でデザインが完成するとは限らず、色素の定着具合によっては2回以上の施術が必要になるケースもあります。
また、肌のターンオーバーとともに少しずつ色が抜けていくため、1年や2~3年ごとにメンテナンスをおこなう必要があります。
そのため、何度通ってもストレスにならないクリニックかどうかは重要なポイントです。
通いやすさには、以下のような基準があるでしょう。
- 料金的に続けやすい、計画を立てやすい
- カウンセラーや施術スタッフが相談しやすい雰囲気
- 院内が清潔で居心地がよい
- 自宅や職場から無理なく通える
- 次の予約をスムーズに取れる
たとえば、料金が安くても院内が不潔で施術中にストレスがたまってしまったり、施術スタッフの態度が悪くて相談しづらい雰囲気だったりする場合は通いやすいとはいえないでしょう。
自分にとっての優先ポイントを決めることも大切ですが、いくつかのクリニックを比較して総合的に通いやすいところを選ぶことも大切です。
デザインで選ぶ
アートメイククリニックを選ぶうえで重要なポイント2つ目は、デザインです。
リップのアートメイクなら色をしっかりと入れて唇を強調させるデザイン、すっぴんに近いけど自然な透明感があるデザインなどが人気です。
患者の理想やいまの流行に合わないデザインで施術された場合、想像していたメリットを得られずセルフメイクで手を加えなければならない可能性があります。
アートメイクは簡単に消せないため、ファッションやヘアスタイルにマッチしていないデザインのまま我慢しなければならないかもしれません。
そのため、クリニックでどのようなデザインを得意としているのかをリサーチすることが重要です。
デザインを確認するには、クリニックごとのメニューや公式サイト・SNSの症例写真をチェックするのがおすすめです。
自分の希望を明確にしておいたほうがクリニック選びもしやすいので、症例写真やモデルさんなどの写真から理想のデザインを集めておくとよいでしょう。
特に唇は他の部位のアートメイクよりも色味が大切なので、色のバリエーションが多い所を選ぶのがおすすめです。
実績や保証で選ぶ
アートメイククリニックを選ぶうえで重要なポイント3つ目は、実績や保証です。
実績とは施術回数の多さです。
多くの患者に施術をおこなっているクリニックのほうが施術スタッフの技術も高いと考えられます。
公式サイトに「実績は○○○件以上!」のように公開しているパターンもありますし、SNSで毎日の症例写真をアップしているクリニックもあります。
また、施術スタッフのランク分けの基準が症例数の違いになっているクリニックもあるようです。
さらに、施術完了から一定の期間内であれば、色ムラなどが気になってきたときに無料で修正してもらえる保証を用意しているクリニックもあります。
保証制度がないクリニックの場合は後から色ムラなどが出ても自腹で再施術を申込まなければならないるため、不安な人は保証の有無もチェックしておきましょう。
リップアートメイクのおすすめクリニック
ここでは、リップのアートメイクが料金が安い順にランキング形式でおすすめクリニックを紹介していきます。
クリニック名 | 料金(リップ2回) | アクセス |
---|---|---|
湘南美容クリニック(湘南AGAクリニック) | 55,440円~118,800円 | 仙台/新宿/大阪/福岡 |
メディカルブロー | 115,500~132,000円 | 表参道/銀座/六本木/新宿/横浜/名古屋/大阪/福岡天神 |
GLOWクリニック | 132,000円~176,000円 | 渋谷院・新宿院・表参道院・元麻布院 |
アートメイクギャラリー | 154,000円 | 東京日比谷/兵庫芦屋/大阪梅田 |
湘南美容クリニック(湘南AGAクリニック)
メディカルブロー
GLOWクリニック
アートメイクギャラリー
リップアートメイクまとめ
この記事ではリップアートメイクの施術方法や種類、メリット・デメリット、料金相場、クリニックの選び方などについて解説していきました。
リップアートメイクは気を付けなければならないデメリットはありますが、メイク時間を減らせたり、理想の唇が手に入ったりする大きなメリットもあります。
まずは自分の理想とするデザインや予算を決めたうえで、いくつかのクリニックを比較するのがおすすめです。
料金や症例、口コミを参考にして、自分にとって通いやすいアートメイククリニックを見つけましょう!