アートメイクの失敗は絶対にしたくないですよね。アートメイクは、1度入れてしまうと簡単には消せません。
この記事では、アートメイクの失敗事例を紹介し、失敗しない方法と失敗しないクリニック選び、実績が豊富で安心できるクリニックを紹介します。
アートメイクの失敗は大きくわけて3つあります。
これらの失敗例を具体的に紹介していくので、アートメイクで失敗したくないという人はぜひ最後まで読んでみてください。
アートメイクの失敗例:見た目
まずは見た目に関する失敗事例とその対処法を紹介します。
失敗1.眉毛の形が思ってたのと違った仕上がりになった
「細めの並行眉」を希望してたのに「太めの眉山」になるなど、カウンセリングの時に伝えたデザインと違うデザインになってしまう失敗です。
眉毛の型があらかじめ決まっているクリニックや、カウンセリングの時間を少ししか取らないクリニックなどで起こりやすいです。
こうした失敗を防ぐには、カウンセリングの時にカウンセラーとコミュニケーションをとって認識をしっかり合わせるようにしましょう。
またアートメイクは、2回に分けて色を入れていくので1回目でデザインに違和感を感じた時は2回目の色を入れる前にデザインの最終確認をしましょう。
失敗2.希望通りのデザインだけど似合わなかった
例えば「有名人と同じ眉毛にしたい」と思ってカウンセラーに依頼しても、いざ自分も同じ眉毛にしてみると似合わないということがあります。
人それぞれ似合う眉毛が異なるので、「理想の人の眉毛」よりも「自分に似合う眉毛」にした方が失敗する確率は低くなります。
カウンセリング時に理想の眉毛を伝えつつも「自分に似合うと思いますか?」と聞くと、プロの目で客観的なアドバイスがもらえるでしょう。
眉毛には黄金比という、眉毛がキレイに見えるバランスの整った形があるので、黄金比をベースにデザインすると似合わないという失敗は少なくなります。
失敗3.ベタ塗りの眉毛になった
眉毛アートメイクの施術は、機械彫り(2D)と手彫り(3D)があります。
手彫りは1本1本毛を描くので本物の毛のように見えます。機械彫りは、メイクで塗ったような見た目になります。
新しいマシンでは、機械彫りでもメイクのようにフワっとした仕上がりになりますが、古いマシンだとベタ塗りした「ゴルゴ眉」のようになってしまうこともあります。
自然な眉毛を希望する人は、3Dのメニューを選ぶようにしましょう。
2Dや4D(手彫りと機械彫りのMix)を選ぶ時は、最新のマシンを導入しているクリニックを選びましょう。また、症例画像を見て仕上がりのイメージを確認しておくことも大切です。
失敗4.濃くなりすぎた
アートメイクをしてすぐから1週間くらいは色が濃く見えます。その後、1週間くらいすると色が馴染んで自然に見えるようになります。
アートメイクの特性上、永久に濃いままということはないので、徐々に薄くなるのを待ちましょう。
機会彫りの場合、濃いままだと目立ってしまいますが、手彫りだと濃くなってしまってもあまり目立つことはないでしょう。
眉毛アートメイクをしたことを人にバレたくない場合は、前髪を下ろして眉毛が見えないようにするか、帽子を深くかぶる、人に会う予定を1週間入れないようにするなどの対策をしましょう。
失敗5.すぐに薄くなった
アートメイクは2回の施術が基本メニューです(クリニックによっては3回の所もあります)。
体質によっては、どのクリニックでアートメイクを2回受けても薄くなってしまう人もいます。
これは、失敗ではなく「アートメイクはそういうもの」と理解しておきましょう。
3回目はリタッチ扱いで安い費用で受けられるクリニックが多いので、2回で薄くなった人は3回目も視野に入れておきましょう。
失敗6.だんだんと変色してきた
古いインクの場合、経年劣化で黒色が青くなったり、茶色が赤く変色してしまう事例が過去にありました。
現在は、インクの質が改良されてきたので、簡単に変色することは少なくなってきました。
もし変色が気になる場合は、リタッチをすることで色をキレイな状態に戻せます。
また紫外線で変色する可能性もあるので、アートメイクを入れてしばらくは紫外線対策をしておきましょう。
失敗7.最初は満足してたが、しばらくして飽きた
眉毛のデザインは、数年ごとに流行が変わっていきます。人によっては「気分によって眉メイクを変えたい」という人もいるでしょう。
そのため「今はこれが流行だから」という理由でデザインを決めるのはおすすめできません。
アートメイクは簡単に消せません。流行りが過ぎてしまったのに、眉毛が過去の流行りのデザインだと古くさく見えてしまいます。
ある程度の流行は抑えつつも、基本はベースの眉毛としてアートメイクを入れて、メイクで仕上げるようにするとメイクの時短にもなりますし、流行りのメイクも楽しめます。
太眉よりは細眉、派手な色より落ち着いた色にしておくと飽きにくいですし、飽きてもメイクでどうとでもできます。
リップアートメイクは色の種類が豊富に用意されているので、色選びもカウンセラーと相談しながら決めると失敗が少なくなるでしょう。
失敗8.施術者のデザインが失敗
左右非対象でバランスが悪い眉毛になる失敗です。眉毛は目立つパーツでもありますし、少しバランスが悪いだけでも目立ってしまいます。
ほくろアートメイクは、位置や大きさが少しズレるだけで印象がガラッと変わります。
この失敗は、施術者の技術力や経験が無いと起こりやすいです。
アートメイククリニックの中には、トレーニング中のスタッフが施術する所もあります。技術力が低いぶんアートメイク費用はかなり安く設定されていますが、リスクも理解しておきましょう。
経験豊富でランクの高いスタッフは費用は高くなりますが、失敗のリスクが低くなるので価格とリスクのバランスを見て選びましょう。
絶対に「安いから」という理由だけで、クリニックや担当者を選ばないようにしましょう。
アートメイクの失敗例:健康被害
ここからは、健康被害に関するアートメイクの失敗例について紹介していきます。
失敗9.痛み・かゆみが出た
アートメイクを入れてすぐは痛みやかゆみがあります。
その後1週間ほどでかさぶたが取れて、かゆみも治まります。
1週間以上経っても痛みやかゆみ、腫れ、赤みなどの症状が続く場合は、クリニックに相談しましょう。
失敗10.傷がついた
アートメイクは、タトゥーよりも浅い部位ではありますが、皮膚を傷つけながら色素を入れるという手法はタトゥーと同じです。
経験の少ない施術者の場合、傷跡が消えない場合があります。
クリニックの場合、傷跡が残りそうであればアフターフォローもできますが、サロンでは医師のサポートも無いのでそのまま放置されてしまいます。
失敗11.角膜損傷
アイラインのアートメイクは、眼球とまぶたの間のギリギリの所にインクを入れていきます。
施術のミスや、施術中に動いてしまって角膜を傷つけてしまう事例があります。
これにより、インクによって視界が悪くなったり眼球に色がついてしまうことがあります。
失敗12.ドライアイ
アイラインのアートメイクでは、多くのクリニックが粘膜付近のインサイドラインにアートメイクを入れていきます。
クリニックの中には、粘膜に直接アートメイクを入れる所もあります。
粘膜には、涙の蒸発を抑える皮脂を分泌する腺「マイボーム腺」があります。アートメイクでマイボーム腺を傷つけて塞いでしまうと、涙の蒸発が抑えられず、ドライアイになりやすくなります。
アートメイクの失敗例:その他
最後に、見た目や健康被害以外の失敗や後悔するポイントについて紹介します。
失敗13.料金が高くなりすぎた
各クリニックのホームページに大きく掲載されている料金は、そのクリニックの最も安い料金が掲載されていることが多いです。
安い料金は、機械彫り(2D)の料金や、経験が浅いスタッフ、モニター料金です。
人気の3Dや4Dの施術かつ、ある程度の経験があるスタッフによるアートメイク2回の料金相場は12万円くらいです。
また、クリニックによってはカウンセリング費用や麻酔費用、指名料などで別途費用が発生することもあります。
12万円くらいかかると理解しておくことと、追加費用がいくらかかるのかも事前に調べておきましょう。
失敗14.スタッフの対応が悪かった
失敗というほどではないのですが、アートメイククリニックの悪い口コミで最も多いのがスタッフの対応です。
熱心なコミュニケーションは親身に話を聞いてくれて嬉しいという人もいますし、逆にコロナ禍の現在は不必要なコミュニケーションはあまりしたくないという人もいます。
接客は人と人とのことなので、100点満点の接客をするのは難しいです。
もしスタッフの対応に不信感があるようなら、担当者を変えてもらうか別のクリニックに変えるのも1つの手です。
失敗15.MRIに入れなくなった
過去にはアートメイクのインクの中に金属が多く含まれていると、熱を持ったり火傷する危険性があるのでMRI検査ができなくなった事例がありました。
最近のインクは金属が含まれていないインクが使われていて、問題なくMRI検査ができるタイプがほとんどです。
クリニックのホームページにMRIが受けられるかどうかの記載があるので、事前にチェックするかカウンセリング時に質問しておきましょう。
MRI検査をする時は、医師にアートメイクをしている旨を伝えると安心です。
失敗しないクリニックの選び方
アートメイクで失敗しないためには、クリニック選びが大切です。
ここからは、アートメイクで失敗しないためのクリニックの選び方について解説します。
サロンではなくクリニックを選ぶ
アートメイクは、クリニックかエステサロンで受け付けています。
ただしアートメイクは、医療免許を持った医師もしくは医師の指示を受けた看護師しか施術ができません。
しかし、医師や看護師がいないのにアートメイクを行っている違法サロンもあります(2022年時点)。Googleの検索結果でも違法サロンが上位に表示される地域もあります。
違法サロンでは、麻酔を扱うこともできませんし、もしも健康被害などのトラブルがあった時に対処してもらえません。
サロンは料金が安かったり美容情報サイトに掲載されていたり、魅力的に感じるかもしれませんが、アートメイクは絶対にクリニックで受けましょう。
実績が豊富・アフターフォローがあるクリニックを選ぶ
クリニックを選ぶ時は、アートメイクの症例数が多いクリニックを選ぶようにしましょう。
クリニックによって、アートメイクに力を入れている所とそうでない所の差が激しいです。「アートメイクのメニューはあるけど、最近メニューに追加したから技術はいまいち」という所もあります。
症例が豊富なクリニックは、デザイン力も高く、もしものトラブルの時の対処もスムーズに行えます。
またアフターフォローがしっかりしているクリニックは、デザイン修正や皮膚トラブルのケアが後で必要になった時に安心です。
症例画像を見てクリニックを選ぶ
クリニックのホームページやSNSには、アートメイクを受けた人の症例画像が掲載されていることがあります。
クリニックや担当者によって、デザインが全く違います。
各クリニックの症例画像を見て、自分のイメージに合うクリニックを探しましょう。
実績が豊富なおすすめアートメイククリニック
ここからは、アートメイクで失敗したくない人のために、おすすめのアートメイククリニックを紹介します。
アートメイクの実績が豊富で全国展開しているクリニックを中心に紹介しています。
クリニック | 料金 | 店舗 |
---|---|---|
メディカルブロー | 80,000円~170,000円 | 全国10店舗 |
GLOWクリニック | 79,200円~176,000円 | 渋谷院・新宿院・西新宿院・表参道院・元麻布院 |
湘南美容クリニック | 55,440円~118,800円 | 仙台・新宿・大阪・福岡 |
アートメイクの失敗例まとめ
アートメイクの失敗事例と失敗しない方法について解説してきました。
デメリット以上にメリットが沢山あるアートメイクですが、失敗する可能性もゼロではありません。
施術前にこの記事の内容を理解しておいて、失敗を未然に防ぎましょう。